カラーかモノクロか?そして不思議な墓パワー!? [お墓]

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今朝、大雨がやんだので、わりと近所の墓地まで車で行ってきた。写真集「地下水道」を見ていただければ分かるように、下水道写真においては僕はカラーとモノクロの扱いを大きく分けている。モノクロは写真を始めた当初からフジのネオパン400プレスト(35mmフィルム)を使い続けた。下水道という被写体にこのフィルムはピッタシで、要は、暗闇でぼんやりと見える反射体は粗粒子で、闇はフィルムに何も記録されないので粒状性はない=真っ黒、という構造がとても面白いと思ったからだ。T-MAXや感度100の選択肢もあったが、やってみてもだめだった。ところがデジタルでカラー(デフォルト)を撮るようになると、色気も欲しくなる。だが、カラーでのノイズ(フィルムにおいては粒子)の見え方がどうしても好きになれないのだ。というわけで、カラーは出来るだけノイズレス、モノクロはデジタルで撮っても後処理でノイズをいれる、というのが定番になった。さて、この写真、下水道ではないのだが、カラーにしようかモノクロにしようか大いに迷った一枚だ。空は曇りで完璧にモノクロだが、墓石に微妙な緑、茶色が含まれている。これを完全モノクロ化すると意外につまらないのだ。粒子を荒らすとディテールも損なわれる・・・、そんなことを考えながら30分くらい撮影してると、なんと車のバッテリーがあがってしまった!何の前兆もなしに・・・おー、こわ。辺鄙なところまでJAFにきてもらい助かったが、思い出すと前にも、沖縄の亀甲墓に車を横づけして撮ってるときに鍵は中にあるのになぜか勝手にドアロックが掛かってしまい、JAFを呼んだことがある。信仰心のまるでない小生だが、こういう被写体に相対するときは手を合わせなきゃいけないのかなぁと、少しだけ考えさせられた。
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