情熱の真っ赤なケシ [雑記]
「ダメ。ゼッタイ。」と書かれたティッシュペーパーをもらって中に入った。東京都薬用植物園(小平市)には、麻薬や漢方薬の原料となる植物が、約1700種植えられている。中でもケシは同園の目玉で、今がちょうど見頃の大きな花をつけているため、多くの人がこれを見たさにやってくる。真っ赤や真っ白な大きな花は本当にきれいだが、数種あるケシの内、ソムニフェルムという日本産の一貫種とトルコ種など一部は栽培が禁止されている。そのさく果からモルヒネ~ヘロインの元となるアヘンが取れるからだ。栽培が違法となる植物は、周りに2重のフェンスがはられている。アップで写真を撮りたくてもだめ。ぜったい。?と思ったら、「小平ナントカの会」とかいう人たちがフェンスの中へ!係のひとの説明を受けていた。駄目もとで小生も中に入れてくれと頼んだが、だめ。ぜったい。だった。フェンスの中にはほかに、大麻のアサ、コカインのコカなどが植えられていた。エフェドリン~覚せい剤の原料である麻黄は見つけられなかったが、先月一週間ほど花が咲いていたという。ワシントン州やコロラド州で最近合法化された大麻。どんな苦痛もやわらげてくれるモルヒネ。日本では「ダメ。ゼッタイ。君」(←正式名称不明)がいる限り、そう簡単には手に入らない。
2013-05-13 05:48
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