地下に聳えるパルテノン神殿 [下水道]

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 東京都下水道局が管理する雨水調整池は13カ所(データが古いので今はもう少し多いかも)。生活排水等(汚水)と雨水を一緒に流す合流式下水道が多い東京都、大雨が降って下水道の許容量を超えてしまうと河川等に汚濁度の高い水が吐き出されることになる。それをできる限り減らすために地下に調整池を造って一時的に下水を貯める。近年、ゲリラ豪雨と呼ばれるような突発的な降水も珍しくなくなり、雨水調整池や雨水貯留管などがどんどん建設されているのだ。写真は昭和61年にできた南元町雨水調整池で、最も古い。新宿区の公園の地下に広がるこの空間で、四谷幹線の越流水を貯留する。2室に分かれ、それぞれ8000㎥+5000㎥のキャパシティーを持つ。現在はこれより大きな貯水能力を持つ施設があるのだが、後の機会にゆずることにする。
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