五感で下水道を体験できる蔵前水の館 [下水道]
東京都台東区に「蔵前水の館」という施設がある。23区内では唯一、本物の下水道を見学できるところだ。レトロな建物の入口から階段を下りると、下水道の仕組みや歴史がわかる展示物があり、地下3階には浅草橋幹線への扉がある。これを開けて中に入るとステージがあり、一般の見学者はここまで。この辺りはだいぶ下流で直径6.25メートルと管が大きく迫力は満点なのだが、においはちょっとキツい。
ここには幅1メートル足らずの管理用通路があり、上流側に300メートルほど行くと堰がある。ロート状に寄せ集められた汚水の先にはぶっといドリルビットのようなスクリューがついている。蔵前ポンプ所の負荷を軽減するため、ゴミを分離しているそうだ。ねりねりされた汚水はこの後、三河島水再生センターまで流れていく。
スクリューまでは見られないが、下水道に興味がある方はぜひ見学に行ってほしい。予約が必要なので、「蔵前水の館 見学」で検索してね。