神の壷が眠る龍河洞 [洞窟]

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帰省のついでに龍河洞へ行ってきた。調査済みの全長4km、公開部分1kmとさほど長くはない。鍾乳石はたくさんあるが、日本全体で比べるとそんなに言うほどは多くない。でもここは岩手の龍泉洞、山口の秋芳洞とともに、日本三大鍾乳洞に数えられている。おそらくその理由は、弥生人が残した壷が洞内に残され、2000余年の時を経て、表面がすっぽりと鍾乳石で覆われている「神の壷」があるからだろう。高知県現・香美市の物部では、弥生時代の遺跡がたくさん発掘されているが、この壷は弥生人が洞窟内で生活を営んでいた、という決定的な証拠となっている。洞内は整備されているものの高低差が約80メートルあり、ステンレス製の狭小な階段をよっこらよっこらと上がり下りしなければならない。今や65歳を超える高齢者が約3割を占める高知県。それを考慮すると観光地としての龍河洞はしんどくてだんだん人気がなくなってきたのか、みやげ物屋の数は前に来た10年ほど前と比べると明らかに減少していた。小生は小学生の時に親に連れられて龍河洞を見学したのが初めての鍾乳洞体験だったが、その時の記憶が、現在の「穴好き」に結びついているかは不明である。ところで、観光洞窟にはつきものの「名称看板」だが、この「神の壷」の看板、あまりに近すぎではないか!?
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