SPR ~ 未来の下水道 [下水道]

spr.jpg南千住幹線 荒川区

ここはSPR工法によって生まれ変わったばかりの下水道管だ。生まれ変わる前はというと、高さ、幅ともに1650mmの馬蹄形コンクリート管であった。SPR工法とは、古くなった下水道管の内側に硬質塩化ビニルの帯をぐるぐる巻きながら新しい管にする方法だ。らせん状に帯を巻くことから、SPiRalでSPRと直感的に覚えることが出来るが、実はSewage Pipe Renewal method の頭文字から来ている。実にうまくできた略称だ。コンクリート管の寿命は約50年とされ、都市には高度成長期にできて老朽化が進んだ下水管がたくさんある。それをこういう再生工法によって次々と新しくしていっているのだ。それはそれでいいことだ。ただ、下水道を撮るカメラマンとして、どうしても昔の味のある下水管を写真に残したいのだが、もたもたしていると近未来の下水道はほとんどSPRになってしまうだろう。
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酒井かおる

初めまして。オフィス303の酒井と申します。
子どもの本の編集・製作をしている会社で、
現在「上下水道」を紹介する本を製作しております。
その書籍に、お写真の掲載をお願いしたく、ご連絡を
差し上げました。

この「南千住幹線」のお写真と、2016-01-28の
「清瀬水再生センターの下水汚泥ガス化炉」を
掲載させていただければと思っております。

よろしければ、一度以下酒井宛にご連絡いただき
詳しい説明をさせていただければ幸いです。
突然のご連絡で恐縮ですが、ぜひご検討いただければと
思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

infra@office303.co.jp
酒井かおる
by 酒井かおる (2016-06-10 17:49) 

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