日帰り。あぶくま洞 [洞窟]

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都心より車で3時間半も走れば着いてしまうあぶくま洞。福島第一原発から40kmほどしか離れてないため、観光客は減っているのでは?と思いきや、なにやらご当地キャラのイベントなんかをやっていて人だかりができていた。全長3.3kmの鍾乳洞のうち600m+探検コース120mが一般公開されている。小生は観光洞窟があまり好きではない。自然の洞窟の中に通路を作り、はしごを掛けたり、時には鍾乳石を切断したりしているからだ。しかしながら、それが無かったら、本格的なケイビングをしなくてはいけなくなり、老人や子供は到底見学することはできなくなる。この洞窟は石灰石の採掘中に発見されたのだが、その石灰取りをやめてまで、観光地化するのだから、よっぽどの名所にならないと元が取れないのだ。石灰取りの現場でたまたま鍾乳洞が見つかっても、天然記念物に指定でもされたらもう採掘はできなくなる。そんな理由から、当事者のみしか知らない鍾乳洞は日本中にあるのではと思う。さて、あぶくま洞だが、窓口で1200円払えば入洞できる。200mくらい進むと、おじさんが座っていて、探検コースを勧めてくる。これが200円。探検コースは非常に狭く、天井も低いため、体の弱い方には勧められないが、自然の状態の鍾乳石とかを見ることができるのはいい。探検コースの終点で一般コースと合流し、この洞窟最大の見せ場である滝根御殿へ。広い空間の360度に鍾乳石が見られるのはまさに圧巻。
ところで、鍾乳石の上とか池の中に小銭を置いていく人が多いが、これはやめたほうがいい。神社、仏閣であるまいし、第一、何千万年もかけて形成された鍾乳洞に何らかの化学的影響を与えかねないからだ。鍾乳石をなでるのも然り。1cm伸びるのに100年掛かるといわれる鍾乳石が成長できないというか、むしろ磨り減ってしまう。何かご利益を求めてのことだと思うが・・・穴を信仰する気持ち、分からないでもない。


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