なにげない書体のマンホール続編 [下水道]

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一週間前のブログで面白いロゴのマンホールの記事を書いた。お役人に伺っても「マンホールの蓋のデザインまでは把握しておりません」との答えが・・。途方にくれていたら本日、月刊下水道の編集者から上の方の写真をいただいた。これには驚いた。この「汚」のマーク、外側の円を「白」の字にして「白汚マーク」として自家製の作業服やヘルメットに勝手に使っていたものだった!(部分的なパクりになりますがロゴの著作権を持っている方、どうぞご寛大にお願いします)。もうかれこれ15年以上前に作ったものだから浦安のマンホールもそれなりに古いものなのだろう。いやあまさかこの組み合わせでくるとは思っていなかった。送っていただいたマンホールの正確な位置情報はまだ聞いてないが、問題は解決した。うれしいですっ。
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なにげない書体のマンホール [下水道]

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千葉県浦安市で発見したマンホールのデザイン。分流式下水道において、雨水管を示す「雨」の文字、よく見るととてもかわいい。住宅地を結構くまなく探したが、これの「汚」バージョンは見つからなかった。あ~っ、この書体で「汚」の字が見たいよぅ。遭遇した方はご一報をば。
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風を読む [下水道]

IMG_6135s.jpg上流側
IMG_6133s.jpg下流側

小平市のふれあい下水道館の地下28メートル、小川幹線という直径4.5メートルのこの下水道にはなんとエレベーターで下りられる!地下5階まで行き、防臭扉を開けると、いろいろ下水道に関するものが陳列されているが、それは後から見ることにして、潜水艦のハッチのような厚い扉を2枚進むと下水道にはいれる。下水管には橋が渡してあり、流れる本物の下水道に入ってみる体験ができるのだ。ほぼ直線の丸いコンクリート管で見た目はつまらないかも知れないが、そこで感じられる、におい、音、温度や湿気など、写真では伝わらないいろんなことが良く分かる。写真はその橋から上流側と下流側を撮ったものだ。湿度が100%に近い下水管内ではよく霧ができている。ハッチが空いているおかげもあり、霧はましなほうで、上流側はガスってるのに対し、下流側はクリアに見える。これは空気の流れが関係しているようで、このときは空気が上流側から下流側に向かって流れていたことになる。風下に向かえば霧の影響が少ない、このことを意識していれば、普段の下水道撮影にも役に立つかもしれない。
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うみねこの意外な食生活 [下水道]

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先月仙台の海沿いにある下水処理場に取材に行ったときのこと。沈殿池という、汚れた水を時間かけて固形分と水分に分離させるところがあるが、やたらとウミネコが多かったのには驚いた。聞くと、上澄みの水面にたまる油を食べに来ているとの事だ。ウミネコと言えば魚などを食っているイメージが強いのだが、実は雑食性で昆虫や両生類、動物の死骸なども食す、とwikiにある。(そういえば船に乗ると集まってきて、観光客がお菓子などを餌付けしているシーンによくでくわす)。魚などヘルシーなものでは腹持ちがよくないのでこってりとした天麩羅が嗜好品になってしまいやめられなくなってしまったのか?。それにしても油を食うのに健康上の問題は無いのだろうか?ま、絶滅危惧種でもないし、ちょっとくらいメタボになっても好きなものが食べられる下水処理場のウミネコは幸せなのかもしれない。
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ちょっとだけテレビで、 [下水道]

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日本テレビの「シューイチ」で小生の写真がちょっとだけ紹介された。というより、第三回雑誌大賞をとった「SPUR」の紹介のついでにこんな雑誌知ってますかって感じで「月刊下水道」が取り上げられ、その中で小生が担当している連載「もぐらカメラ」からの写真が流されただけだ。わずか1分たらずの間だったがゲストからは喚声があがり、アナウンサーが最後に「意外に好評で私、安心しました。」と締めくくった(会場爆笑)。そうだよなぁ、触れるにはちょっと勇気がいるんだよな、下水道は・・・。
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たくさんのひつぎ [下水道]

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芝浦水再生センターに行ってきた。反応槽(バクテリアによって水をきれいにする)で工事をやっていて水がからの状況を撮って欲しいという依頼だった。反応槽は長さ90メートル幅9メートルが2列で1槽、それが6槽ある。一槽につき、16,800立方メートルというからとてつもない処理量だ。上部には無数の蓋が取り付けられている。僕にはどうもこれが棺おけに見えてしまう。ところどころに覗き窓が付いていて、これを開けると中には血の気のない死に顔が・・・(←不謹慎極まりないジョーク)。本当は水が深さ10メートルほど入っていて、バクテリアを活性化させるために空気がバンバン送られている。空気を多く含む水のため、人が落ちたら沈んでしまうそうだ。バクテリアは水の汚れを食べ、おなかいっぱいになったら一部は死に、次の沈殿池の底に溜まって汚泥として取り出される。どうやらバクテリアにとってはこちらのほうが棺おけのようだ。汚泥のなかで生き残ったバクテリアは再度反応槽に戻されるらしい。
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今年最後の展示会終了 [下水道]

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調布市仙川のアートサロンで開催された展示会「ワンダーグラウンドJAPAN」が昨日で終わった。都心からちょっと遠いのが難点だが安藤忠雄が設計したコンクリート打ちっぱなしの建物が並ぶこの場所は「下水道」の写真を展示するのにはマッチしていたと思う。今回展示したのは約半分が新作で、東京のほか、大阪、名古屋、仙台、札幌で撮影した作品を並べた。会場で写真集を売らねば、というのがあったので写真集からの作品もあえて展示した。スペースの関係上12点しか展示できなかったが、次は大きいスペースで大々的にやってみたい。写真展を見に来てくれた方々、写真集、作品を買ってくれた方々に心からお礼を申し上げます。
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賞、頂きました。 [下水道]

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写真集「地下水道」が賞を頂いた。さがみはら写真新人奨励賞という。何にせよ作品が評価されることは嬉しいことである。しかし今回の受賞に関しては手放しで喜びきれないところがある。今から12年前、富士フォトサロン新人賞というのをもらったことがあるからだ。いったいいつまで「新人」なんだろう。「地下水道」は初めての写真集であり、写真集を出すことが一人前の写真家だと定義すれば、僕はやっと一人前としてスタートを切ったことになる。写真家と名乗りながら一冊の写真集も出さずに消えていく(あるいは自費制作し、流通網に乗せてない)写真家は星の数ほどいる。営業べたの僕にとって、作品が一編集者の目にとまり、出版にこぎつけたのは本当にラッキーだったが、編集者は「売れる」本を出すのが仕事だ。だからもっとプレステージな賞を狙っていたはずだ。今回の受賞は「何かしっくり来ないけどめでたい」というところだろう。
まあ、愚痴はさておき、相模原市はフォトシティさがみはらとして写真文化の振興に本腰を入れている。さがみはら写真賞、さがみはら写真アジア賞、さがみはら写真新人奨励賞を毎年選出し、今年で11年目になるという。作品は収蔵されるので、そのうち写真美術館をつくる予定かもしれない。フィルム写真からデジタル写真へと移行する過渡期にある現在は、いろいろと厳しい現実もあり、また大きな可能性をもった時代でもある。未来の写真界を見据えたこの市の活動は大変貴重な事だと思う。ちなみに、添付の写真は今回頂いたトロフィーで相模原市地元の工芸作家さんの作品だという。ずっしりと重く、中にペンライトが仕込まれており上部が光るように作られている。実家が改築をしたので玄関に飾ろう。
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いざ札幌! [下水道]

北海道.JPG本日から北海道旅行に行く。札幌市の下水道を撮影するのが主な目的だ。これまで大阪、名古屋、仙台と下水道行脚をしてきた。そして全てに於いてそこそこの釣果を得てきた。だが正直言って今回は不安だ。というのも、市から得られた撮影ポイントの情報が少ないのだ。コストパフォーマンスを考えると少なすぎると言っていい。が、それを差し引いてもどうしても見てみたいところがある。直線で長さ23メートルの階段式下水道だ。これを見ずして三途の川は渡れない(←大袈裟)。うまく撮れればいずれどこかで発表するので乞うご期待!!
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ベルリンのマンホール [下水道]

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本日より東京都立川市役所にて、東京都主催「マンホールと向こう側~まだ見ぬ世界とその入口~」と題された展示会が始まった。このつかみ所がいまいちなタイトルが示すのはまず「マンホール」、つまり道路を歩いていれば誰しもが無意識に踏みつけるマンホールの蓋のことだ。撮影者はベルリン在住のデザイナー、アンネッテ・シュトロートマン氏。ベルリンのいろんなとこから氏が美?を感じたマンホールの蓋らしき物を片っ端から撮影したものだ。それらはマンホール=人孔の枠を超え、マス、消火詮、ガス、さらにはアスファルトに完全に埋め込まれて開けることもできない金属体まで多岐に渡って展示された。ベルリンのマンホールと題した時点でこれはマンホールではないだろうという矛盾を感じたが、作品が悪いものではない。例えばシェーネベルク区のマンホールにはベルリンの市章である後ろ足二本立ちの動物が刻まれている。僕はこれを見てすぐ「プジョー」のエンブレムを連想したが、よく見るとベルリンのは熊のようだ。プジョーはライオンなので、似て非なるものとなる。そして「向こう側」が表すものは小生の今期撮り下ろした下水管内の写真15点。この展示会、立川では9月4日まで。その後都庁展望室で9月9日~9月15日、都立中央図書館4階で9月17日~9月30日まで開催される。ぜひお立ち寄りいただきたい。
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